2025.06.27
金沢すいか

産地 | 石川県 |
出荷者 | JA金沢市 |
入荷期間 | 6月中旬~7月 |
主な規格 | 4L~M(秀、優、良、マル良) |
担当 | 果実部 小林晃央 |
「金沢すいか」は、石川県金沢市を中心とした砂丘地で栽培されており、その優れた品質は恵まれた自然環境によって育まれています。金沢市は日本海に面した立地にあり、海からの適度な湿度と内陸部からの乾燥した空気が絶妙なバランスを保っています。砂丘地という特殊な土壌条件は水はけが良いという利点を持ち、「金沢すいか」の根系の発達を促進します。際立った甘みの秘訣は、金沢市特有の寒暖差にあります。金沢の夏は日中暑く、夜間は比較的涼しい気候で、この寒暖差が金沢すいかの糖度を高める重要な要因となっています。
日中の強い日差しにより、「金沢すいか」は光合成を活発に行い糖分を蓄積します。対照的に夜の涼しさはすいかの呼吸を抑制し、日中に蓄えた糖分の消費を最小限に抑えます。この自然のサイクルが繰り返されることで、「金沢すいか」は高い糖度を実現しています。
担当者より

「金沢すいか」の味わいは、高い糖度と抜群のシャリ感が特徴です。一般的なすいかと比較して糖度が高く、さわやかでストレートな甘さを持っています。この甘みは口に含んだ瞬間から果汁と共に広がり、クセがなく後味もスッキリとした、満足感の高いすいかとなっています。特に「金沢すいか」のシャリ感は格別です。歯切れが良く、しっかり冷やした果肉は、シャリッ、シャリッ♪という心地よい音とともに、果汁が溢れ出します。この食感こそが「金沢すいからしさ」であり、多くの人が一度食べると忘れられない食感、味わいとなるのです。